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青野 慶久

サイボウズ株式会社 代表取締役社長
青野 慶久
Yoshihisa Aono
1971年生まれ。愛媛県今治市出身。
大阪大学工学部情報システム工学科卒業後、
松下電工(現 パナソニック)を経て、
1997年8月
愛媛県松山市でサイボウズを設立。
2005年4月
代表取締役社長に就任。
2018年1月
代表取締役社長 兼 チームワーク総研所長(現任)
どんなことをしている人?
グループウェア事業職人
サイボウズ社を起業して以来、23年以上に渡ってグループウェア事業ばかりやり続けてきました。途中で他の事業に手を出しましたがあえなく失敗。
今までもこれからも自分の興味は「究極のグループウェアを作って広げること」。
得意領域を聞かれたら、これ以外の答えはありません。
人生での一番の「失敗談」
9社買収、8社売却
グループウェア事業が伸び悩んでいるとき、M&Aによって1年半の間に9社を買収しました。ところが、この中のいくつかの会社が大きな赤字を出してしまい、全体の業績は急降下。なんとかマネジメントしようとしましたが、結局買収した事業に興味が湧かず。やはり自分はグループウェア事業に集中するしかない悟り、そのうち8社を売却。その過程でサイボウズ社の売上は4倍になった後、3分の1に激減。関係した多くの方に多大なご迷惑をおかけしました。
受講者へのメッセージ
成功も失敗も基準次第
成功とか失敗とか、人はなんとなく判断して軽く口にしますが、よく考えてみれば成功も失敗も実は基準の置き方で相対的に決まります。高い目標を立てればほとんどが失敗するし、低い目標を立てればほとんどが成功になります。また、「金持ちになったけど日々幸せを実感していない人」と「金持ちにはならなかったけど日々幸せを実感している人」だったらどちらが成功なのでしょう。成功や失敗は所詮基準次第。あなたはどんな基準で自分を評価しますか?