Class 4
ザック 井上
(株)グッドラックスリー代表取締役兼グッドラッカー
ザック 井 上
Zack Inoue
2004年3月
東京大学工学部 システム創成学科知能社会システムコース卒
2004年ー2013年
(株)ドリームインキュベータ ビジネスプロデューサー、マネジャー
2011年ー2013年
(株)デライト 代表取締役社長
2013年ー
(株)グッドラックスリー設立
メンターからのメッセージ
どんなことをしている人?
世界中の人々にGOOD LUCKを配る人
グッドラッカーを自称しています。ゲーム、映像、音楽など、感動的なコンテンツを味わっている時、人は言い知れぬ幸せを感じます。私は、感動コンテンツで、世界中の人々を幸せにするグッドラッカーです。得意なのは、才能あるクリエイターとタッグを組んで、ビジネスとして継続できるモデルにする、エンターテインメントのプロデュースです。世界中にGOOD LUCKを届けたいコンテンツクリエイター、プロデューサーで共感する人と出会いが楽しみです。
人生での一番の「失敗談」とは?
5億円超かけたゲームプロジェクトが投資回収できず。。。
これまでも小さな失敗はしてきましたが、三年前に、二年半 5億円以上かけて開発、運営したゲームタイトルが、売上1億円程度しか上がらず、会社も個人も窮地に追い込まれました。社員の雇用をギリギリまで維持しましたが、持ちこたえられず、60人いた社員のうち、半分以上をリストラすることにもなりました。申し訳なかったのと、悔しいのとで、今思い出しても、涙が出てきます。
リストラ後も、資金繰りに追われながら、次の事業展開も仕掛けども、ヒットコンテンツまで至らず、二年以上苦戦しました。最近、少しヒットの兆し、希望が出てきました。成功させようとしても、道中において、大苦戦することもあります。ただ、振り返ると、この大苦戦により、私自身、一緒に仕事してくれたメンバーは、実体験により、大きく変容していくことが出来ています。それこそが生きる糧ですし、それがビジョン実現に繋がって行っていれば本望です。
受講者へのメッセージ
窮(きゅう)すれば変ず、変ずれば通ず
ゲーム開発、映像制作、音楽制作など、エンタメ制作事業を始めて、はや10年。「ぐでたま」ゲーム、「ぴえん」ゲーム、ドラマ「人生のメソッド」シリーズ等、いくつかのヒットはありました。
一方で、数千万円、数億円の開発費、制作費を投じたものの、回収しきれなかったプロジェクトは20近く。そのたびに、私自身も会社も、資金的にも、精神的にも窮してきました。窮すると、何とかしようと知恵をひねり出したり、いろいろとあがいてみたり、時には逃げたりもして、私自身も会社も生き残るために環境、状況に合わせて変化していきました。
結果的に、生き延びていますから、それはすなわち進化とも言えます(笑)進化しながら「世界中の人々を繋げて笑顔にする」というビジョンを地道にコツコツと実現していっていると日々感謝しています。